はじめに
「人生をより良くしたい。」
そう考えるようになってから、自分がどんな人生を歩みたいのか、何を大切にしたいのかを考えるようになった。
その中で作り始めたのが「人生OS|人生」だった。
でも、人生について考えていくうちに、別のことも気になり始めた。
それは、「その人生を、いつ生きるのか」ということだった。
やりたいことはたくさんある。
勉強もしたい。
仕事も頑張りたい。
開発もしたい。
ブログも続けたい。
人生OSについても考えたい。
それ以外にも、やりたいことや、やらなければいけないことは増えていく。
そして、自分は早く人生をより良くしたいと思っていた。
だからこそ、「もっと時間があればいいのに」と思うようになった。
限られた時間の中で、どうすればもっと多くのことを進められるのか。
どうすれば、時間をもっと効率よく使えるのか。
そんなことを考えるようになり、少しずつ「時間」そのものについて考えるようになった。
そして、その考えを形にしていったのが「人生OS|時間」だった。
「もっと時間が欲しい」と思っていた
「もっと時間があればいいのに。」
当時は、よくそう思っていた。
仕事をしながら、勉強もしたい。
開発もしたい。
人生OSも進めたい。
ブログもやりたい。
やりたいことは、一つではなかった。
しかも、人生をより良くしたいと思えば思うほど、「これもやりたい」「あれもやってみたい」と、やりたいことは増えていった。
でも、一日に使える時間は増えない。
そこで、どうにかして時間を作ろうとした。
予定を詰める。
隙間時間があれば、そこにも何かを入れる。
そして、ときには睡眠時間まで削る。
「この時間も何かに使えるんじゃないか」と考えて、できるだけ多くのことを進めようとしていた。
それでも、一日が終わると、
「もっとできたはず。」
と思うことがあった。
今日一日、ちゃんと頑張ったはずなのに、まだ足りない。
もっと効率よく時間を使えば、もっとできるんじゃないか。
そう考えるようになっていった。
だから当時の自分にとって、時間の問題は「時間がないこと」だけではなかった。
限られた時間を、どうすればもっと効率よく使えるのか。
それが、自分の中で大きなテーマになっていった。
時間を効率よく使おうとして
時間を効率よく使おうとしていた頃、特別に苦しいと感じていたわけではなかった。
もっとやりたいことがあったから、どうすれば時間を作れるのかを考えていた。
予定を詰めることも、隙間時間を使うことも、その時の自分にとっては自然なことだった。
ただ、睡眠時間まで削るようになると、翌日の眠気に強く影響する。
「これは良くないな」と思うことはあった。
それでも、頭の中ではずっといろいろなことを考えていた。
次に何をしようか。
今やっていることが終わったら何をするか。
今の時間に、他にできることはないか。
そんなことを考えていることが多かった。
そして、それは一人でいる時間だけではなかった。
パートナーと一緒に過ごしている時間でも、少し考える時間があると、
「次は何をすればいいかな」
「今、頭の中でできることはないかな」
と考えてしまったことがある。
今振り返ると、時間を無駄にしたくない、できるだけ有効に使いたいという気持ちが、いつの間にか自分の中に強くあったのだと思う。
でも、ここで少し考えるようになった。
そもそも、何かをしている時間だけが、良い時間なんだろうか。
時間を効率よく使うことだけを考えていて、本当に自分が望んでいる人生に近づいているんだろうか。
そんな疑問が、少しずつ出てくるようになった。
「時間が足りない」ではなく、「時間をどう使うか」
そんなことを考えるようになってから、少しずつ時間に対する見方が変わっていった。
最初は、「もっと時間があればいい」と思っていた。
でも、どれだけ工夫しても、一日に使える時間そのものが増えるわけではない。
やりたいことは増えていく。
それでも、使える時間には限りがある。
だから、すべてを同時に進めることはできない。
そこで、少しずつ考えることが変わっていった。
「どうすれば時間を増やせるか」ではなく、
「限られた時間を、どう使えばいいのか」
ということを考えるようになった。
もちろん、時間を効率よく使うことは大切だと思う。
同じ時間でできることが増えるなら、それは自分にとって大きな意味がある。
でも、それだけでは足りない。
どれだけ効率よく時間を使えても、その時間を何のために使っているのかが分からなければ、結局どこに向かっているのか分からなくなる。
そこで、時間の使い方を考えるときに、「効率」だけではなく、「その時間が自分の人生にどうつながるのか」を考えるようになった。
自分がどんな人生を歩みたいのか。
そのために、今の自分はどんな時間を使いたいのか。
そう考えていくうちに、「時間を管理する」というよりも、「時間を人生につなげる」という考え方が、自分の中で少しずつ形になっていった。
時間を「人生につなげる」という考え方
「時間を人生につなげる」と考えるようになってから、時間の見方も少しずつ変わっていった。
それまでは、何かを進めた時間に価値を感じやすかった。
勉強をした。
仕事を進めた。
開発をした。
ブログを書いた。
そういう時間は、何かが前に進んだことが分かりやすい。
でも、時間の使い方を考えていくと、それだけが良い時間ではないことにも気づいた。
例えば、運動をする時間は健康につながる。
仕事をする時間は、収入や経験につながる。
勉強する時間は、知識や成長につながる。
そして、パートナーと一緒に過ごす時間は、大切な人との関係や、今の幸せにつながっている。
休む時間だって、何もしていない時間とは限らない。
しっかり休むことで、次の日にまた自分のやりたいことに取り組める。
何も考えずに過ごす時間や、ただ一緒にいる時間にも、自分にとって大切な意味があるかもしれない。
そう考えると、「何かを生み出したかどうか」だけで時間の価値を決めることはできない。
大切なのは、その時間が自分の人生の何につながっているのかということだった。
もちろん、すべての時間に無理やり意味をつける必要があるわけではない。
「いつか何かの役に立つかもしれない」と考えれば、どんな時間でも正当化できてしまうからだ。
だからこそ、自分にとって今この時間を何に使いたいのかを考える。
その時間が、今の幸せにつながることもある。
未来につながることもある。
誰かとの関係につながることもある。
自分自身の成長につながることもある。
時間を効率よく使うことだけではなく、自分が大切にしたい人生につながるように時間を使う。
それが、自分が「時間を人生につなげる」という言葉で考えていたことだった。
「その時の最善」を選ぶ
では、実際に時間を使うとき、何を基準にすればいいのか。
考えていく中で、自分が大切にするようになったのが、「その時の自分にとっての最善を選ぶ」ということだった。
これは、毎回正解を選ぶということではない。
その日の体調や予定、仕事の状況、やりたいこと、今大切にしたいこと。
そういったものは、その時々で変わっていく。
だから、昨日は勉強することが良い選択だったとしても、今日は休むことが良いかもしれない。
本当はブログを進めるつもりだったけれど、今は仕事や生活のことで別のことを優先した方がいいかもしれない。
予定を立てることは大切だけど、予定通りに進めること自体を目的にしてしまうと、今の自分にとって何が大切なのかを見失ってしまう。
だからこそ、時間を使う前に、
「今の自分にとって、何をするのが一番いいだろう?」
と考える。
そして、選んだ時間を実際に使ってみる。
その結果が思った通りになることもあれば、そうならないこともある。
それでも、その時の自分が持っている情報や状況の中で考えて選んだのであれば、それでいい。
大切なのは、最初に決めた予定を最後まで守り抜くことではなく、その時々で、自分の人生にとってより良い選択をし続けることなのだと思う。
予定通りにいかなくてもいい
「その時の最善を選ぶ」と考えるようになっても、もちろん毎日が思い通りに進むわけではない。
予定を立てても、急な予定が入ることがある。
思ったより仕事に時間がかかることもある。
疲れていて、予定していたことができない日もある。
集中できず、思ったように進まないこともある。
以前の自分なら、そういうときに「もっとできたはず」と考えていたと思う。
でも、時間について考える中で、少しずつ見方が変わっていった。
予定通りに進まなかったことと、時間を無駄にしたことは、同じではない。
例えば、今日は勉強する予定だったけれど、疲れていて早く休んだ。
予定だけを見れば、勉強はできなかった。
でも、その休息があったことで、次の日にまた元気に過ごせるかもしれない。
あるいは、予定していなかった出来事に時間を使ったことで、新しい経験をしたり、大切な人との時間を過ごしたりすることもある。
だから、予定を立てることは大切だけど、予定通りにできたかどうかだけで、その日の過ごし方を評価する必要はない。
その時の状況を見て、
「今は何をするのが一番いいだろう」
と考える。
そして、必要なら予定を変える。
休むことも選択肢に入れる。
何もしない時間を過ごすこともある。
それでいい。
時間をより良く使うというのは、一日のすべてを予定で埋めることではない。
その時の自分や状況に合わせて、より良い時間の使い方を選び直せること。
それも、時間を大切にするということなのだと思う。
使った時間を、次の時間につなげる
時間をどう使うかを考えるようになると、時間を使った後のことも考えるようになった。
予定通りにできたか。
どれだけ多くのことを進められたか。
それだけを見るのではなく、
「この時間を使ってみて、どうだったんだろう」
と考える。
勉強をしてみて、思ったより理解できたのか。
仕事をしてみて、やり方を変えた方がよかったのか。
休んでみて、次の日はどうだったのか。
誰かと過ごしてみて、自分にとってどんな時間だったのか。
そうやって振り返ってみると、時間を使ったことで初めて分かることがある。
もちろん、「これは良かった」と思うこともある。
反対に、「このやり方は違ったな」と思うこともある。
それなら、次は変えてみればいい。
続けた方がいいことは続ける。
変えた方がいいことは変える。
必要なければやめる。
新しく必要になったことがあれば、始める。
そうやって、使った時間を次の時間につなげていく。
だから、自分にとって振り返りは、過去の時間を責めるためのものではない。
次に使う時間を、少しでも良くするためのものだ。
時間を使う。
経験する。
振り返る。
学ぶ。
そして、次の時間の使い方を選ぶ。
この繰り返しによって、少しずつ自分にとって良い時間の使い方が分かってくるのだと思う。
人生が変われば、時間の使い方も変わる
ここまで時間について考えていくと、もう一つ大切だと思うことがある。
それは、人生が変われば、時間の使い方も変わっていいということだ。
今の自分にとって大切なことが、これからもずっと同じとは限らない。
仕事が変わるかもしれない。
やりたいことが変わるかもしれない。
新しい目標ができるかもしれない。
大切な人との関係や、自分の生活も変わっていく。
そうなれば、時間の使い方も変わって当然だと思う。
だから、「こういう時間の使い方が正しい」と決めて、それをずっと守り続ける必要はない。
今の自分にとって良かった時間の使い方が、これからの自分にとっても良いとは限らない。
その時々の人生によって、大切にしたいことも、優先したいことも変わっていく。
だからこそ、時々立ち止まって、
「今の自分にとって、本当に大切なことは何だろう。」
「今の時間を、何につなげたいんだろう。」
と考え直すことが大切なのだと思う。
以前は必要だった時間の使い方が、今は必要なくなっているかもしれない。
逆に、以前は考えていなかったことに、今は時間を使いたいと思うかもしれない。
それでいい。
時間の使い方を変えること自体が目的なのではない。
より良い人生を歩むために、必要なら時間の使い方も変えていく。
だから、「人生OS|時間」も、完成したら終わりというものではない。
これから自分の人生が変わっていけば、時間に対する考え方も変わっていくかもしれない。
そのときは、その変化に合わせて、この本も変わっていけばいい。
大切なのは、時間OSを完成させることではない。
限られた時間を使いながら、経験して、振り返って、学んで、また次の時間の使い方を選んでいくこと。
その積み重ねによって、自分の人生を少しずつより良くしていくことなのだと思う。
おわりに|限られた時間を、どう使って生きるか
ここまで、時間について考えてきた。
最初は、「もっと時間が欲しい」と思っていた。
やりたいことがたくさんあって、できるだけ多くのことを進めたかった。
だから、時間を効率よく使おうとした。
予定を詰めたり、隙間時間を使ったり、ときには睡眠時間まで削った。
でも、時間について考えていく中で、少しずつ考え方が変わっていった。
大切なのは、時間をどれだけ効率よく使えるかだけではない。
限られた時間を、何のために使うのか。
そして、その時間が自分の人生にどうつながっているのか。
そこを考えることが大切なのだと思う。
勉強する時間もある。
仕事をする時間もある。
誰かと過ごす時間もある。
休む時間もある。
何かに挑戦する時間もあれば、何もしない時間もある。
どれが正解なのかを最初から決めるのではなく、その時の自分や状況を見ながら、今の自分にとってより良い時間の使い方を選んでいく。
もちろん、いつも思った通りにできるわけではない。
予定通りにいかないこともある。
後から「もっとこうすればよかった」と思うこともある。
それでも、その時間を経験したからこそ分かることがある。
その経験を、次の選択につなげていけばいい。
そして、これから人生が変わっていけば、時間の使い方も変わっていく。
だから、最初から完璧な時間の使い方を見つける必要もない。
今の自分にとって大切なものを考える。
今の時間を何につなげたいのかを考える。
そして、その時の自分にできる最善を選ぶ。
それを繰り返していけばいいのだと思う。
「人生OS|時間」を作ったことで、自分にとって時間は、ただ予定を管理するためのものではなくなった。
限られた時間をどう使うかを考えることは、どんな人生を歩みたいのかを考えることでもある。
だから、これからも時間について考え続けていきたい。
今の自分にとって、本当に大切なものは何なのか。
この時間を、何につなげたいのか。
そして、この時間の使い方は、より良い人生につながっているのか。
そんなことを考えながら、一つひとつの時間を使っていく。
限られた時間を、より良い人生への投資に変える。
その積み重ねによって、少しでも早く、より良い人生を歩みながら、幸せになり続けていきたい。
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この記事を書いた人
ナッシー(山梨 颯)
柔道整復師として整形外科で働きながら、英語・プログラミング・お金・人生設計について学んでいます。
「自分の人生をより良くし、その経験を誰かの幸せにつなげていく。」
これが、私の人生のテーマです。
